水野家族法学を読む(特別編)「最高裁判所は6年前の"残酷な詐術"を克服できるのか」

今週の「水野憲法学を読む」は、明日予定されている選択的夫婦別姓訴訟の最高裁決定の前日ということで、6年前の水野先生の判例評釈を読んでいきます。
foresight1974 2021.06.22
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 夫婦別姓を認めず、婚姻届を受理しないのは憲法に違反すると訴えた3件の家事審判で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は今月23日に決定を出すと決めた。大法廷は2015年の判決では夫婦同姓を定めた民法規定を「合憲」と判断したが、その後の社会情勢の変化などを踏まえ、今回改めて憲法判断を示すとみられる。
(上記記事より)

いよいよ明日ですね。

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続きは、4600文字あります。
  • 家族観の対立という問題設定
  • 多数意見をどう論破しているのか
  • 戸籍の機能と氏
  • マジョリティは鈍感さにあぐらをかいている
  • 自由の多義性と人間の尊厳

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