水野家族法学を読む(18)「再開準備/今までのおさらい」
こんばんは。
当地もすっかり秋の風情ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、2ヶ月近くお休みしていた通常連載を再開いたします。
4月から始まったこの連載は、法学教室(有斐閣)に連載されている、東北大学名誉教授であり、現在は白鷗大学教授である水野紀子先生の連載に基づいて、家族法の横断的な勉強と、水野先生の論文解析という一石二鳥な連載を企てたものです。
月の第一週は、法学教室の連載内容の要約で、第二週以降は、当月の連載で引用されたり、水野先生の論文やその他関連文献を紹介する、という体裁で進めてきました。
連載一覧は、下記noteにまとめてあります。
4月は、水野先生の問題意識と明治民法の制定史が中心に。
5月は、戦後民法と日本民法の欠陥について。家族法の司法インフラである家庭裁判所の仕組みなど。
6月は、初学者にとっての最初の難関。身分行為論について。
古くからの議論になぜ水野先生がこれだけ紙数を割いたのか。身分行為論を批判した水野論文から明らかにもしています。
7月は、婚姻制度の意義について。
水野先生がなぜ、夫婦+未成年子という「標準家族」にこだわるのか、その背景を探ってもいます。
8月は、婚姻の成立要件について。
ここで関連論文の紹介が尽きてしまい、代わりにこんな短期集中連載をしてみました。
今後ですが、「法学教室」2021年9月号以降の水野先生の連載記事を通じて、引き続き家族法の全体像と、水野家族法学の核心に少しでも迫れるような記事をお届けいたします。
ただ、2021年10月号で水野先生が休載されており、コロナ禍で論文収集もなかなか苦戦しているところでありまして、またいろいろ寄り道、紆余曲折はあると思いますが。。。
気長にお付き合いいただけますと幸いです。
途中からニュースレターの読者になられた方は、是非それぞれの連載記事をご覧になっていただけたらと思います。(のんびり書いているので全然キャッチアップできます。)
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
2021/9/28
foresight1974
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